「月刊フォーNET」2010年6月号掲載分

夜中の学校　景山民夫の預言者入門
著者：景山民夫
マドラ出版

　夜中の学校とは何かと思いきや、たしかテレビ東京で放映していた深夜番組だったと記憶する。そこに登場した各講師が話した内容が本になったということなのだろう（例によって読んでないのであくまで推測）。糸井重里、淀川長治、橋本治、デーモン小暮、野田秀樹、杉浦日向子、養老孟司、秋元康、川崎徹、中沢新一なども講師だった。錚々たる面々だが、「広告批評」でよく見た名前だ。
　マドラ出版というのは雑誌「広告批評」を発行している出版社で、社主はたしかその発行人の天野祐吉氏。彼もこの「夜中の学校」で講師をやっており『おかしみの社会学』というタイトルで本も出ている。この天野氏の人脈で講師陣を揃えたのだろう。雑誌上でよく目にした名前ばかりだ。
　タイトルと著者名の関連が気になる。景山はこの前後に「幸福の科学」の信者であることを表明している。ということは預言者とは大川隆法のことか？　さすがに固有名詞を出すと放送コード上問題だろうから、そこは婉曲な表現を用いたに違いない。そんなことを考えると、売った後になり読んでみたくなるものだ。
　　

　
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四谷大塚　予習シリーズ　予習シリーズ準拠　5・6年　１5冊セット

　タイトルと写真をご覧いただきたい。つまりは、使用済みの学習塾のテキストが売れたということだ。これは弊店としては他の商品とはちょっと違ったルートで「仕入れ」た。じつは我が家で中学受験の際に使用したもの。普通なら捨てるところだが、そこは商売柄ネットで相場を見ると、なんと結構な価格でやり取りされているではないか！
　線引き、書き込み、採点添削跡などもある。氏名は判読できぬようマジックで塗りつぶしている。それでも売れる。
　お買い上げいただいたのは四国は松山の方。「やっと四谷の教材を買えて嬉しく思います」とのコメントをいただいた。どういう意味か判然としないが、松山では四谷大塚の系列の学習塾がないのかもしれない。
　友人の息子の受験が終わり、膨大な量の塾の教材（段ボールで3つほど！）を受け継いだことがある。とてもすべてを我が家では使い切れずこれもオークションに出したが、やはり全部売れた。
　普通の感覚では古新聞と一緒に廃品回収に出す代物だが、欲しい人はけっこういる。オークションが面倒という方は弊店にご一報を！　買取参上仕候。